Proverbeのお気に入りの歌一覧
ななかまど
午睡後に連れ戻される現世の疫病の数字天井ありや
9
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柊+
片寄せの花の浴衣の夕つ方 夏をむかえにゆく宵祭り
13
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葛城
八月の物みな燃ゆる風なき日百日紅の淡き花色
17
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へし切
幼子の悔し涙のこぼれ落つ炎暑のバスに置き去りにされ
15
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KEN
雷の 遠音を殘す 草の間に まだき蟲鳴く 月の小夜かも
13
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滝川昌之
刃たる虫取り網をかわしては鬼滅と追う子を撒くオニヤンマ
10
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ななかまど
亡き母の残せし詠の見え消しに母とわれとのちいさな時間
8
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名鈴
心知る 日の本一の 道の人 心 魂 知らずと言へり
10
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へし切
始まれば手のひら返しの五輪かなこれや公共放送ならむ
12
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葛城
文月も終の夜空に待つ月の影もなければ星も見えざり
13
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へし切
秋風は未だしに暑き 七月尽 秋のけはひは何処にありや
15
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ななかまど
声だしてこんなはずではなかったと登り終えたる陸橋の上
10
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滝川昌之
日差し分 硬く乾いたTシャツに すぐに染み出す湯上りの汗
12
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柊+
単線の島式ホームに夏帽子 逃げ水を追う 七駅の旅
13
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葛城
朝風に乘るヒグラシの囁きも涼味も忽ち消える眞夏日
12
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名鈴
数多ある 京の井の水脈 い繋れり 地に隠さるる 淡海の湖よ
17
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KEN
いさよふは 人のみ有らず 夏の風 天霧れ乱ひ 滾る峰かも
14
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名鈴
欲に溺れ 舟板が下の 地獄忘る 明日は我が身が 水屑もぞなる
10
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滝川昌之
急増のメダルの数と感染者どちらを観るかどちらを看るか
16
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ななかまど
この水がすべて生みたる素ならん緑ひろがる至仏に立てば
10
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