柊+のお気に入りの歌一覧
葛城
鮮やかな青一閃の遮りて翡翆の鳥の川面を飛翔す
12
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ななかまど
創造の神のきまぐれ雨をして人の造りしもの流しゆく
13
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滝川昌之
深酒の 懺悔は無言 翌朝は 昨夜の饒舌 均すがごとく
12
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恣翁
虫ピンに展翅せらるがに 大きなる蛾の 街灯に ひとつ止まれり
12
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横井 信
雨の降る夏の小川のせせらぎにふとよみがえる少年の夢
11
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KEN
まりをつく 白き手の如 やわく降れ あぢさゐ濡らす 日曜の雨
12
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葛城
さやさやと葉擦れも清き枇杷の枝を分けて捉へる黄金の實を
14
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へし切
じわじわと襲いくる波 デルタ株 今なら間に合う五輪の中止
9
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ななかまど
案内とスタッフ多し会場でやっとうたれてこれがワクチン
7
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灰色猫
感動を世界へ向けて発信しコロナの死者は添える程度で
7
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ななかまど
どれほどの時間が土にかえすのか忘れさられし石くれ仏
12
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夕桐
せせらぎの水車のほとり赤錆の 石と見違ふ沢蟹ぽつり
7
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御宿川蝉
梅雨晴や 午睡する身に 北からの 遠雷に乘り 寄する涼風
13
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KEN
緑蒸れ 姿虚ろの 忘れ草 錆びた鉄路で 吹かぬ風待つ
14
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葛城
梅雨はなお上がらぬ今日も曇天の降りみ降らずみ覚束なかる
11
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灰色猫
夏までの光る木立を駆けてゆく例えば窓から飛び出すように
9
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ななかまど
コロナまだはびこる島に百年の時代を生きる術のむずかし
11
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只野ハル
流れてる日々変わらずに流される低い方へと枯れ果てるまで
7
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滝川昌之
十九年命日いつも湿っぽい梅雨に逝っては泣かせる母よ
17
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へし切
世の中に斯くも哀しき別れかな幼き命と夢も奪ひし
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