さいおんのお気に入りの歌一覧
舞
落ち葉から何を探すか幼な子は拾いて駆けて母へ見せゆく
11
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へし切
秋さりて鵙なく野べの静けさにしだれ咲き散る白萩の花
16
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凌霄花
淡墨の雲垂れ込めて時雨きて老いの身に少し煩う寒さかな
13
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桜園
久しぶりうたのわたずねふみみれば優しき友の嬉しき歌あり
12
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せろり
白たへの 衣着隣を 歩めりな忙しきほど 恋それいとふ
6
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しきしま
今をまだ秋とも知らぬ竜田山風のたよりぞ空しかりける
5
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ななかまど
有限の苦しみ先に延ばされて戦車の轍に種を蒔く人
15
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へし切
なでしこの花見るごとに思ひ出づ手に取り持ちて恋ひぬ日はなし
13
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ななかまど
昨日今日猫にゆずりぬ秋日差し老いたる背中をゆるり撫でやる
16
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小林道憲
雨ごとに秋深まりて 草や木の赤黄に染まり 秋は過ぎ逝く
8
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杜鵑草
初物の秋刀魚食らひてそのあまり細身と腸に苦笑ひかな
10
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茂作
主のいぬ家と知りてやゐたづらに 咲きか散りなん秋萩の花
18
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入山夜鷸
沖つ波 秋の嵐に とゑらひて 向かひより吹く はこだての風
9
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横井 信
屋根を打ちしっかりと降る十月の雨に期待の秋まき野菜
13
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詠み人知らず
柔らかな 言葉一つに 救われて 生きていけると 思う秋空
12
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茂作
遠ければ戀しきものよ近ければ 憎むことあり育てし我が子
17
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燕子花
秋時雨 頬も傳ふ泪の如し 然れど思ふは 衣の温み
5
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仙人の弟子
古屋敷 中庭の空 柔らかに 薄日差し込み 秋は暮れゆく
7
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L.C
花唇鳴く項に灯る火恋し 過ぎ来し方見ゆ芙蓉の眥
6
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茂作
櫻木の色づきそむる秋の日は 春にも負けず人招くらし
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