螢子のお気に入りの歌一覧
紫苑
知り人のゆくへの知れずたまさかるまま指先は生漆を溶く
6
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紫苑
「目を閉ぢて聞ゐてください」永遠のあはひにひかる一日のあり
11
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聴雨
雨ごろも纏ひて白き木蓮は百度参りの合掌のごと
13
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詠み人知らず
ふくらめる桜のつぼみてにつつみ春の確かな鼓動つたわる
17
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トーヤ
触れるのは確かめたくて形にはできないものではかられるもの
7
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まるたまる
反射する月のあまりの眩しさに間違えて鳴く池のカラスは
9
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白亜
がんばろう 願いを託され集うから 今日もコインはどこかで響く
5
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聴雨
春分けて哀しみ流し降れる雨まだ見ぬ明日を眺むるゆふべ
14
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横雲
偲びては心に満つる哀しみに咽び泣く声春の望月
8
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白亜
いつかまた もといた場所へかえりたい 笑顔が咲くまで ぼくらは生きる
15
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若楓
悲しみも辛さも今は被災地の飢え苦しみの人を思えば
7
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芳立
うし寅へながるる雲よ如月の望月すぎてわれは生きゆく
10
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芳立
桜木をわれも植うべし復興はむかし話とおぼえしかども
12
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三沢左右
ただ君と君へつらなる一万の寝息聴きたし 耳をすます
13
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恣翁
春の日に 国土破れて 火は止まず 知己の音信 万金に抵る
23
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卯月
節電も品薄も理解し得ぬ子の今日の食事を如何に作らむ
17
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芳立
空をさす変電塔は朽ちながら神代のままに白梅の咲く
15
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北の民
妻と子が生きててくれて良かったと繋ぐメールをかみしめていた
16
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紫苑
あるは花あるは陽となり風となれ妻娘三人のまぢかにありて
16
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芳立
こよひまた地震のふりしをひさかたの月さやかなり月しづかなり
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