日置鳩子のお気に入りの歌一覧
風橋 平
もうやめてしまおう 薔薇の花弁は疲れきってる血のくれないだ
8
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風橋 平
一日の土葬おはれり遺されてともしびひとつづつをいだくよ
9
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廿枝みわ
今までも近くなかった。でもせめて遠くなるならボタンちょうだい
5
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おちふう
かなしげに「愛しているよ」と言う君のその眼は誰を見ているのでしょう
11
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おちふう
こんなにも醜い愛になるのなら綺麗な恋のままでよかった
27
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灰色猫
岩に座し日照り受けつつ川を釣る稚鮎掛かれば内臓を抜く
7
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おちふう
あっちいけと言ってみたって悲しみは私に寄り添う優しい友達
10
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横井 信
本を読み 知識を得ては みたけれど 行き先見えず ただ立ち尽くし
18
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横井 信
朝よりも 帰りが怖い 人なみが 仕事の疲れ 浮かべた人よ
11
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横井 信
子供らの 楽しげな声 響いてる 嬉しさ灯る 食卓の上
11
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滝川昌之
転居先告げぬ隣家の荒れ庭のナナカマドにも秋は色づき
31
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秋日好
注文の料理がうまくできたから今日土曜日は上出来の日
22
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詠み人知らず
死んでから半年が経ち出てこない 父は小銭を 持っていたのだ
15
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薫智
神様に小さな嘘をついてまで欲しかったのにこぼれ落ちてく
59
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詠み人知らず
命なき携帯懐炉に暖まり命ある人の冷たさに耐ゆ
20
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へし切
只中にあれば気付かぬ青き春 短き花の季節を狂ふべし
30
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そぶ
手のひらに刻まれているこの線は受け継がれてきた運命の地図
24
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関山里桜
桜紅葉いとど匂へる霧雨に石畳をゆく郵便バイク
16
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恣翁
湿りたる落ち葉の醸す 白樺の林の匂ひに しみじみ浸りぬ
22
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藍子
秋の夜のその長きこともてあまし尾崎豊の歌声を聴く
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