都詩のお気に入りの歌一覧
矢車菊
マジシャンの手から溢れる鳩のような歌をあなたに届けていきたい
5
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蓮生広任
この道がずっとつづいていくことがよろこびでありかなしみである
11
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檸檬
よその子に「ババア」といわれ傷ついた ごめんね母さん私も言ったね
15
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由縁
生協の配達員に労わられわれも労う腰痛仲間
5
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神谷あを
柔らかき秋の陽射しを抱きしめて洗濯物は畳まれてゆく
8
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神谷あを
すいません。試着してみていいですか?その幸せが僕にも合うか
32
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へし切
凍て雲に乗りて風神荒れ狂ふ北の大地の冬ざれの野に
25
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月虹
真夜中の言葉はきっと柔らかい月の魔法に掛かっているから
28
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月虹
冬深く君の温もり確かめていつしか夢の入り口辺り
27
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ゆうくん
綿帽子 架ける街並み この道を 歩くあなたに 雪のリボンを
3
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舞
なま脚を輝かせつつ冬道を学生らゆく花のごとくに
9
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ナガセリュウ
特別な夜にと想い人が言い誰に会うのかラメ入りの爪
6
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詠み人知らず
幾つもの愛に出会えるわけはなくたった一度の運命の愛
5
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想野
今月の請求書一枚書き上げて振り込み予定日手帳にしるす
6
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詠み人知らず
馬鹿真面目という人生生きてきて損はしたけど満たされている
20
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葱りんと
四十過ぎいい年してって言われるけれど 外野は黙って 私は私
27
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鍬乃呑
向けられた好意が如き幻を思わぬ様に酒を飲み込む
3
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rin
シンプルに ただシンプルに見つめよう 大事なものは そんなにもない
11
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矢車菊
灯を消そう 星を見るため いやむしろ見えないものを信じるために
74
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矢車菊
虚ろなる心で吹かばシャボン玉に忘れかけたる空透けて見ゆ
11
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