五穀米のお気に入りの歌一覧
南 骸骨
飛ばされし傘よりそれを持ってった風を見ていた早朝の坂
8
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南 骸骨
風の音が斜めに突き刺す休日は森を抜けたる狼となり
8
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inosann
工場の日陰でくつろぎ見上げては宇宙をみていた若き瞳は
16
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紹益
彼方から 金木犀の 香りして 思い出すのは 懐かしトイレ
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詠み人知らず
信楽の狸に似たる後進の 顔は満月 腹は臨月
11
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浅草大将
神風の伊勢に浜荻なびく見てなにはに人やよしあしを言ふ
6
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浅草大将
日も月もなどて兄弟姉妹なる雨のやたらとふらんしすこの
6
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恣翁
詠み来たる千首の歌のそれぞれに 拙けれども愛着のあり
22
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inosann
同僚に年寄り呼ばわりされてより心のシャッターガラガラ閉じる
20
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紫草
木には木の詩を持ちおりその幹にそっと手を添え目を閉じて聞く
18
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恣翁
足裏に 欅造りの黒光る長き廊下の冷たく当たる
24
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inosann
怨敵を好きにはとてもなれないがせめて許せる吾になりたし
16
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舞
妻問いの深山の鹿も色移る紅葉も降らず暮れるビル街
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詠み人知らず
さわさわと小さな庭の猫じゃらし この夏きみを抜けなかったね
15
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恣翁
これしきのことで 男の子が見切るかは 泣いてたまるか 笑顔つくるべし
25
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inosann
唯一の神も一人じゃ寂しかろうだから私も人とかかわる
16
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みやこうまし
ともに咲きともに遊んでともに散る色とりどりのコスモス畑
14
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浅草大将
おぼしきは言はぬが花かいや団子喉につかへりゃ腹も膨れる
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詠み人知らず
細々と砂漠に水を撒くような 果てなき徒労に思えし夫婦
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詠み人知らず
乗客の疲労の色を運ぶ車輌 ただ一人笑む広告モデル
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