河のほとりのお気に入りの歌一覧
紫苑
紺青の笹りんだうも涼やかに浴衣の映ゆる夏ひと日かな
11
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紫苑
わたくしを覚えていてね幸うすきスイートピーの笑みのふるえる
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紫苑
いろ恋の酸きも甘きも知り尽くし人生を咲きぬ雛罌粟の血は
14
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紫苑
名にし負ふ芦むらわたる風あをみ夜明けを告ぐる初夏の湖
14
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紫苑
はつ夏やひと絶えし夕ふらここの辺に止まりゐてほうたる愛し
10
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紫苑
色めけば水無月ひと日臥し転ぶ猫の目先へかざせる花穂
8
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でくのぼう
雪しぶく被災の町の老父にはなす術もなく寡默に生きる
16
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でくのぼう
癒されぬ 命とぎれし 春の海鐘はなるなり 黙祷の日に
18
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でくのぼう
忌日終へ 海の彼方を 睨みつつ 消せぬ悲しみ 墓碑とせしなり
11
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でくのぼう
泣きぬれて定めと知りつ咲く花の散りて悲しきひとときの春
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でくのぼう
雲たれて遠鳴り揺らす廬山寺に晶子忌の日の雨の激しかる
16
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詠み人知らず
にはたづみ川を離るるあをさぎや水打つかげは空の底ひを
18
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詠み人知らず
わたつみの海にも潜れあをさぎや月など漁りてみせはせぬかは
18
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詠み人知らず
螢火と迷ひつつゆく夏闇の笹の音かそけきことのはの國
16
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浅草大将
訪ふ事もあら屋の垣よ夢にのみ君にあふちの花は咲きつつ
9
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浅草大将
浜ひさぎ久しく訪はぬ古里の辺浪聞きたし欲れど叶はずも
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ふきのとう
わが母に疎まれ泣いた遠き日を思い出させるカーネーション
21
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ふきのとう
新緑にラジオ体操励むればふと聞こえくる鶯の声
16
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ふきのとう
スコップに力を入れて土の中みみず顔出しわれ見て笑ふ
18
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ふきのとう
実りきて黄金に光る穂のうえに落ちる夕日は色濃く染める
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