コタローのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
残り糸繋げて編めば襟巻きの幾何学模様照れて笑うよ
19
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詠み人知らず
深呼吸ひとつで変わるその沸点理性で耐えてこそ人間の道
16
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詠み人知らず
過ちを改むるには憚らず心素直に背筋は凛と
17
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灰色猫
物思い耽りし夜のこおろぎや誰ぞに鳴くや秋惜しみつつ
27
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灰色猫
闇に咲く月下美人や中秋の月昇るまで仄かに光れ
20
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灰色猫
ひととせの募る想いや花ひらく白き吐息の月下美人よ
24
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灰色猫
君偲ぶもみじの紅や秋風や今年も我を染めあげる君
29
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うすべに
友達じゃないつもりなのにはぐらかす 広い背中を見つめてた夏
8
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うすべに
満ちてゆく月隠す雲 いじわるに 降りだした雨去り行く背中
9
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うすべに
意地っ張り 扉を閉めた後ろ手に こらえる涙映す姿見
15
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うすべに
覚悟して 夜のとびらを押しあけて 夢にみたこと教えてあげる
8
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うすべに
指先が 世界のすべてになった夜 うつつに帰る雨はみぞれに
39
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萱斎院
あはれなり 移ろひそめしみちのくの はるけききみが旅し思へば
10
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萱斎院
山寺の柴木いろどるもみぢ葉の 燃ゆるおもひをたれ知るらめや
6
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萱斎院
あしひきの山ぎはに見し臥し待ちの 月を追ひぬる鳥のこゑかな
10
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灰色猫
誕生日ケーキの苺つやつやと甘酸っぱくて致死量みたい
17
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灰色猫
空想を執筆しゆく午前二時生まれ消えゆく暗喩との恋
22
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灰色猫
春風を 小瓶に詰めて 贈ります 涙の夜に 開けてください
67
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灰色猫
人生は一度っきりですご了承くださいなんてお断りです
21
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可不可
さっきまで鳴き声だけだったのに 黒一点めだつ明け烏
6
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