詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
天鳥
迫りくる三連休の暑ささえ吹き飛ぶように子供笑いて
5
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滝川昌之
上書きのされぬ記憶が燻れば迎え火の中に過ぎし日求め
23
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詠み人知らず
はき潰し ごみ箱行きのサンダルが 悲しく濡れる青梅雨の朝
5
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可不可
鬼の腕かかへ飛び去る鬼の背を 追ふ武士の心にも鬼
10
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千映
タラタラと流れる汗の気持ちよさ生きてる証拠夏に乾杯
15
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松本直哉
いつのまに敬語をつかふ子となりきなつのひぐれの三者懇談
5
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バロンマン
お社も木陰に憩う炎天の人影もなき狛犬の庭
13
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舞
中学のかけ声強く運動部いまだ黄色き声も混じりて
8
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新座の迷い人
我妻に 母を慕いて 懸命に 世話する姿見て 落涙すかな
6
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灰色猫
左手のリスカの傷をなでながらこれすら形見になるとは知らず
33
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灰色猫
反目し不肖な我を叱咤するそのひたむきな声を忘れず
40
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灰色猫
奇跡など起こりはしない焼き場にて儚き蝉のひたむきを聞く
57
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灰色猫
別れの儀つめたき父の頭なで花では足りぬ感謝があふれ
32
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灰色猫
亡き父の遺影の写真を探せどもいつでも父がシャッター役で
40
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ななかまど
山百合に丸花蜂の通いくる野の音として耳応えたり
15
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西村 由佳里
テーブルに絵本つみ上げ読みながら幼子たちのはしゃぐ声聞く
8
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可不可
海の底ひかる生き物うづ巻いて 幼な帝は飽きませぬ様
8
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千映
カレンダー和柄仙台七夕の紙の着物に化けて可愛い
12
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滝川昌之
被災地の対策練るのは会議室 汗に渇きに触れぬ識者が
29
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石川順一
落下せしポスターの上スズメ二羽穂を倒しつつ穂をついばめり
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