コタローのお気に入りの歌一覧
夢士
あれやこれ上へ下へと十二月なぜか忙しき年より世帯
14
もっと見る
うすべに
散り落ちて うすくれないの霜化粧 風の深みに冬のあしおと
13
もっと見る
うすべに
星月夜 街がはなやぐ急ぎ足 恋人たちのさざめき照らす
12
もっと見る
うすべに
冬の日の風もひといき ひだまりに 祖母の笑顔と干し柿のしわ
21
もっと見る
横井 信
上弦の月は優しく傾いて会議の続く窓を横切る
19
もっと見る
幸子
あの雲はまだいるだろかいつまでも夕闇にともる灯り眺めてた
11
もっと見る
幸子
人々の心の隙間満たすかに一心に降り積もる白雪
16
もっと見る
へし切
冬きぬと木枯らし吹けば庭の垣さざんかの花散りつくしたり
20
もっと見る
へし切
厭はねば時はつれなく過ぎゆけど誰かは老いを恨み侘びたる
16
もっと見る
可不可
久しぶり屋根うつ雨音はげしくて 今夜の俺は本気なんだ
8
もっと見る
KEN
雪の夜半 心にくべる 柴も無く 餓鬼は凍えて 東雲を乞ふ
14
もっと見る
灰色猫
自転車の後ろに夏と初恋を乗っけてゆこう青い海まで
23
もっと見る
千映
人生の消したい過去を想い出し終活前に二本の線引く
13
もっと見る
滝川昌之
金持ちは喧嘩しないと云うけれど元親方は突っ張るんです
15
もっと見る
滝川昌之
路線バス「降ります」ボタンを争って押した姉の手叩いて泣いた
20
もっと見る
滝川昌之
ベンジンの移り香や父の上着には鉄道員(ぽっぽや)必携ハッキンカイロ
16
もっと見る
滝川昌之
「お上がり」と名付けた妻が子の着ないセーター纏いて熱量を得る
19
もっと見る
滝川昌之
人は無下にブロッコリーの葉を捨てるモンシロチョウには離乳食でも
18
もっと見る
夢士
冬枯れの川辺にありて時過ごしカメラ持つ手の冷たさを知る
8
もっと見る
夢士
朝の陽に山並み蒼く凛と映え頬を打つ風バス待ちのとき
11
もっと見る
[1]
<<
339
|
340
|
341
|
342
|
343
|
344
|
345
|
346
|
347
|
348
|
349
>>
[607]