KENのお気に入りの歌一覧
灰色猫
初恋は横顔だけを見つめてた恋の仕方をまだ知らなくて
18
もっと見る
恣翁
改札の床材の目地 雨傘に突きつつ 誰を女や待つらむ
15
もっと見る
恣翁
訪ひし女の 木の下風に 後れ毛を乱されまじと 無意識に撫づ
9
もっと見る
詠み人知らず
仲秋の仄かに揺れゐる薄穂の今宵の月にと花瓶にさしたり
13
もっと見る
詠み人知らず
尾花剪り秋の風情を活け見れば月の明かりが恋しと撓う
17
もっと見る
滝川昌之
名月は雲の隙間に欠片だけ飯に埋もれた栗ほどの黄よ
18
もっと見る
吉野 鮎
しろしろと玻璃戸入りくる中秋の月に滿たされ病床に眠る
18
もっと見る
夢士
虫の音に導かれつつ帰宅路満月近き月輝きぬ
14
もっと見る
横井 信
知らぬ間に奥歯をぎゅっと噛み締めてのんだ言葉が身体によどむ
14
もっと見る
詠み人知らず
にわか雨の土砂降り川面に音をたて夏のさざめき流しゆくごと
14
もっと見る
滝川昌之
「カネタタキ」狭庭に歌の審査員 上手な虫に鐘を鳴らして
21
もっと見る
へし切
足早に秋に背をむけ 夏はゆく 空にさば雲 吹き渡る風
15
もっと見る
萱斎院
あきの野のをばながうれに玉おきて たえだえ出づる月のかほかな
7
もっと見る
綿釣
ゆく宛のないバス停で濡れそぼつ家出少女は背筋正すの
8
もっと見る
コタロー
白鷺の眞白き姿池の隅ゆつくり歩き魚を捕食
5
もっと見る
コタロー
秋暑し子等も居らざる公園のジャングルジムを蜻蛉が飛びぬ
13
もっと見る
コタロー
羽根震ふ璢璃色揚羽が甘い蜜花から花へ吸つてゐくなり
9
もっと見る
コタロー
石段の一歩一歩を蟻と我スーと先ゆく蜻蛉かろやか
8
もっと見る
夢士
言うまいと思えど美酒に酔いしれて昔話に花咲か爺
15
もっと見る
横井 信
一瞬で汗の吹き出す残暑にも町は静かに秋虫の声
13
もっと見る
[1]
<<
338
|
339
|
340
|
341
|
342
|
343
|
344
|
345
|
346
|
347
|
348
>>
[599]