三沢左右のお気に入りの歌一覧
紫乃
しょうもない一言、仕草 浮かぶのは月がきれいな夜ゆえですか?
7
もっと見る
白亜
うたひとつ くわえた鳥が集う場所 わたしはここで君を待ってる
24
もっと見る
みつば
擦りきれた指先 きみは「きれいだ」と微笑み それで治してしまう
7
もっと見る
葵の助
ぐずぐずと心に溜まった糸くずをぱーっと掃き出してくれる強風
4
もっと見る
半格斎
窓に入る生成りの色や秋風にのせておくらむ小田刈の月
12
もっと見る
あき
どれだけの気合い入れたか知らないで吹き付ける風 寒いじゃないの
20
もっと見る
卯月
一人きり静かな国へ行きたいのそう願うのは罪なのですか
10
もっと見る
浅草大将
故郷を偲びなく音はかるるともいかで帰らむ花ほととぎす
15
もっと見る
白亜
ポンチョの裾に隠してつないだ指のからまるほどに深まる秋は
9
もっと見る
ライテウ
ゆうぐれのあなたいつものやさしさは端から順に燃える瓦斯灯
4
もっと見る
たんぽぽすずめ。
良き空を一度は知って地に咲けば子らへの風を待つやたんぽぽ
17
もっと見る
ケンイチ
ドゥオーモに寄り添う月を追いかけてひとつになった足音を連れ
6
もっと見る
たんぽぽすずめ。
飛び込めど山女魚を逃がすかわせみの飛沫は恋の涙の如し
17
もっと見る
ふきのとう
墓地近く誰が植えたか曼珠沙華「再会」の待つ人ぞ恋しき
13
もっと見る
あんて
宙を舞う ウスバカゲロウ 僕達は空になっても生きてはゆける
8
もっと見る
紫苑
木犀のかをりを愛でつ抵抗の詩をば教へし君をこそ思へ
10
もっと見る
由良
満月のまぶしい夜にはご用心君の心の闇まで照らすよ
6
もっと見る
ライテウ
てのひらをやさしくなぜるゆうまぐれ はんぶんだけを放ってしまう
5
もっと見る
葵の助
「裸眼だとここまで近寄らないとよく見えないんだ」とか言われてみたい
4
もっと見る
緋色
遮断機が言葉を奪うその前に、ただの温度になってしまおう
21
もっと見る
[1]
<<
29
|
30
|
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
>>
[690]