Proverbeのお気に入りの歌一覧
ななかまど
ところてん喉につるりと落としゆく猛暑いきぬく夏の慣行
14
もっと見る
朝比奈
風吹けば虫の音に似て涼し気に明珍火箸のりんりんと鳴る
17
もっと見る
名鈴
茸とも 黴とも分かぬ 命あり 天の為さりは 人の案の外
14
もっと見る
へし切
ゴーツーに習ひもせずに 二の舞とならずや 浮かる五輪の祭り
12
もっと見る
名鈴
身の憂さを 慰め兼ねて 酔ひもどろく 醒めたる後は 更に心荒ぶ
15
もっと見る
滝川昌之
緩やかに海へとくだる両脇に誘うごとく灯く百日紅
16
もっと見る
ななかまど
静寂のなかに一葉を肩に置く何も何をも語らぬ地蔵
12
もっと見る
へし切
震源で五輪に現を抜かしては死ぬる役病の治むるものかは
12
もっと見る
へし切
秋来ぬと鳴く音を聞けば法師蝉こころばかりは涼む夕暮れ
12
もっと見る
桜田 武
メダル追う選手らの意気込みの顔勝敗はあれど皆逞しく
6
もっと見る
桜田 武
腎機能低下を告げる保健師の罪なる顔憎む老化の我
8
もっと見る
洩矢転石
生活に追われて辿りついたのはメランコリックとノスタルジック
4
もっと見る
KEN
風ほのか 陽水の歌 搖らめゐて うたた寢の中 夏雲になる
11
もっと見る
滝川昌之
利き腕はどちらと訊かれ反対の肩に授かるファイザー社製
10
もっと見る
へし切
策は尽き 民をみはなしご乱心 もはや戦時の悪夢を見るか
15
もっと見る
ななかまど
朝陽うけ己がねじれをほぐしつつあさがお一花あお解き放つ
20
もっと見る
へし切
然らぬだにひとり待つ身は哀しきに逢ふもかなわぬこの世を果敢なみ
18
もっと見る
名鈴
大水を 川に込めずに 緩らかに 岸を越させて 治むる水禍
17
もっと見る
KEN
夏日星 しばし伴せよ 暁に 細く尖れる 月昇るまで
16
もっと見る
滝川昌之
クマゼミに合わせてシャアシャア水を撒くスプリンクラーが描く小さき虹
11
もっと見る
[1]
<<
29
|
30
|
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
>>
[44]