日置鳩子のお気に入りの歌一覧
七色コイン
この世では結ばれないと出ているよ 星の配置を転換したい
28
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風橋 平
サーベルを磨く 虎さえ逃げるのに月のあなたは立ち濡れたまま
7
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風橋 平
珈琲を冷たきままにすべらせる喉咽より薫り来たれ麦秋
7
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風橋 平
黒革のベルトの時計外し置く溺れるための湖が欲し
7
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大足
ちょっとだけ会いたい人がいるんです生まれ変わったら瑠璃になる椅子
2
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詠み人知らず
とびはねて音符がシャワーを浴びている こおろぎはみんなしんでしまつた
2
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コタロー
秋晴の上野公園幼子が忍者姿で刀を振りぬ
12
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片井俊二
遠くからしずかに迫る台風を知らせるごとくコオロギの鳴く
6
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みつ
無垢である証明ですと真っ白な下着を結ぶ汚れた指は
5
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石川順一
起重機は今日はお休み平日にかすかな震えを部屋にもたらし
15
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コタロー
颱風の風雨を浴びて蝸牛壁に引つ附きじつとしてゐる
11
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へし切
いたずらに歳月ばかり過ぎ行けどやがて花咲き稔る時あり
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山崎ふゆ彦
気の利いたせりふ一つも言わぬまま兄は静かにいのち仕舞いぬ
11
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山崎ふゆ彦
冬鳥が鋭く声を鳴き交わし入り江の町に秋が深まる
14
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山崎ふゆ彦
片耳の白磁のうさぎぼんやりと前眺めゐる父のごとくに
6
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横井 信
パソコンに 浮かんだ笑顔 切り取って 楽しくもある 雨の日の夜
16
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Chico
十月の雨を瞳に溜め込んで 犬 横たはる國道2號
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inosann
四、五センチあろうかと思う蔦の根の切りし口より水がしたたる
25
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inosann
「その人が終着点か通過点か確かめるには付き合うしかない」
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風橋 平
大嶺に星落ちやまず定めなれば除夜の訃報を深々と聞く
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