澄舟のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
梅の場所君に教える散歩道この坂の上咲いてるんだよ!
7
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詠み人知らず
人力車急ぎ頼めば山田君大汗かいて大仏への道
10
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亀王
濃紅のlaceの下に滑り込み別の生き物となって蠢く中指
4
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絮谷新
冬枯れの梢を透かして午後の陽の蝶類圖鑑に零る鱗粉
28
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滝川昌之
稜線に凛のふちどり凍てついて冬は底へと落ちてゆきます
7
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美津村
海面に影を落して移る雲岬の山をひと息に越ゆ
11
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リクシアナ
ただ待てば春は来むともひとりねの小夜のさみしさ積もる雪国
29
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吉野 鮎
待つ人のゐるきみ眠るこの夜の雪よ降り積め道埋め盡くし
7
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灰色猫
優しさに触れたらふいに消え去るのだから遠目に眺めています
20
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さえね
かくまでも紺碧の空 はつはるの朝のひかりをさいわいとする
10
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亀王
のけぞったきみの背中に舌這わすマーメイドを捕まえた気分
4
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絮谷新
信号のくれなゐ染むる垂り雪停車場ひとり次発を待てば
29
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まあさ
寒の夜に夫のストレス告げる音 強い強い強い歯軋り
20
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滝川昌之
ウォーウォと消防自動車真似をする愛犬ムクの十七回忌
7
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逢桜カイン
数え歌唄う老婆がぼんやりとただ北を見てソ連と呟く
16
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美津村
倒産せし船渠の起重機立つ方に日蝕の日は傾きゆきぬ
7
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千葉 甫
冷える夜を「雪やこんこ」の歌がくる今年もやって来た灯油売り
5
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もなこもち
免許証の写真は今度もセーターを着ている姿の一月生まれ
8
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水海はるこ
かじかんだ手でぎゅっと握りしめている春への地図と壊れたコンパス
15
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更紗
過ぎた日は根雪の下に埋めてきた肌を切る風 青すぎる空
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