つゆくさのお気に入りの歌一覧
恣翁
籬垣に 白々と咲く茶の花の向かふの空に 昼の月浮く
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詠み人知らず
荒れ果てた廃屋暗く静もりて柿の木だけが精彩放つ
14
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舞
秋風に吹かれて独り地蔵尊笑み優しげに虫の声聞く
6
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折代架夜
ふと一瞬 遠くを見つめる君の目は一体何を考えてるの
4
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月虹
読み終えた長編小説閉じる夜にハッピーエンドは叶わない夢
26
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月虹
本当のことを言えないこの身には雨夜の月もまだ眩しくて
26
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香月
冷たくも打たれ染まりし雨音に流せし胸の痛みこの宵
2
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香月
暮れゆけば心僅かに震へども虚しく染まりし今日の雨音に
5
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へし切
雲居なす心もしのに秋時雨 涙にかすむ君が面影
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舞
ひと杯の酒にまされる愁い無く苦きの沁みる白玉の秋
4
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月虹
何もかもあなたに触れるもの全て優しさだけでありますように
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美津村
荷台上げ銑鉄おろすダンプカー暫らく錆色の埃わきたつ
7
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美津村
ズボンの裾をまくり素足をわが洗う風に乱れる蛇口の水に
8
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美津村
ひと色に雪降る国道一号線タイヤチェーンをまた締めなおす
7
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美津村
羽根の先ちぎれし鴉がわが町に四五日鳴きいしがこの朝鳴かず
6
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美津村
雷雨去り雨だれの音間遠くなる庭に鈴虫鳴きはじめたり
9
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詠み人知らず
陽だまりにまるまる猫は心地よさ邪魔するなよと目で語りおり
11
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詠み人知らず
君が今何を思うか考えるそんな時間も悪くはないよ
9
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村上 喬
海の香をカプセルに詰め海ブドウ君の面影セットで運ぶ
8
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へし切
我が背を標とせよと凛と生くたぎる血潮に恥じるものなき
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