卯月のお気に入りの歌一覧
久哲
消しゴムに消されてしまう運命の鉛筆書きの「愛しています」
5
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久哲
「きりんさんがすきです」それはそれとして真冬も首を晒せ乙女よ
3
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久哲
薄紙に包み込まれた白桃のみずみずしさであなたは腐る
5
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久哲
猫のいる路地裏にある空き缶はいつになっても昭和の日付
34
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久哲
ゆうまぐれ セブンが落としたカプセルの中のあなたも溶けてしまった
2
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ほたる
手を伸ばせばわたしのものになりそうな三日月を見る 一人寒夜に
5
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じゆん
いきおいで黒い絵の具を出しすぎた せっかくなのですべてを夜に
27
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じゃこ
通勤にリュックサックで行くような女はそろそろ卒業したい
6
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詠み人知らず
大寒の朝。冬もそろそろ折り返し。春の芽生えを夢見る土筆。
3
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ほたる
あの人の大きな鞄の隅っこに潜む心を見たくはないの
8
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ほたる
古いコート 捨てて震えよ。寒月の光を浴びて浄化されたい
7
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久哲
なだらかな地球の丘に人工の光はあらゆる意味であやまれ
8
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詩月恵
とげとげな言葉ばかりが口をつく今夜のわたし わたしがきらい
8
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鹿男あほでよし
つきあってみてもいいひとばかりふえ、あしたがいつもおとといになる。
4
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浅草大将
ゆき積もる氷の下は見えねども耳に流るる春のおとづれ
10
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久哲
恋をした女子高生は早朝の自動改札突き破るべし
6
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久哲
お布団のぬるい彼岸で矢も盾もたまらず姉は羽化をはじめる
5
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紫苑
冬闇に素足晒せばしんしんと鎖骨の窪み浸しゆく蒼
16
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村木美月
春を待つ希望の種を植えましょうかなしい日こそ花咲かせましょう
14
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キタハラ
真夜中の花いちもんめ 耳元でだれか囁く「おまえは要らん」
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