ほの香のお気に入りの歌一覧
紫苑
次はいつと小声に聞けば無造作に手帳をたぐる指さきにくし
26
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南美帆
強風に君を案ずる桜の枝揺れつ耐えつつ春を待ちわび
6
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大埜真巫子.
雨の日に 仄暗い中 本を読む ささやかだけど しあわせ感じる
31
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南美帆
私だけ見てゐてほしい我儘を可愛いねつてキスで誤魔化す
7
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西村 由佳里
神さまが八十八人住んでいるお米やさしく喉を通れり
18
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詠み人知らず
コスモスが風に揺れてる寂し気にそんな日でした母の旅立ち
19
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葉月きらら☆
消せないでいた番号の発信を酔った勢いで押したくなる夜
22
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詠み人知らず
さんづけでよびかけつづけ二十年わたしのだいじなひとなのだから
10
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inosann
「いつまでもあなたと一緒」と言う妻を拠りどころにして家路を急ぐ
22
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へし切
香を焚き半跏趺座して瞑すれば想いは届く妹がもとへと
24
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みなま
水色のケーシーの背に耳つけて何確かめる 想いは募る
4
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コーイチ
正しいと言い繕えない君と僕それでも逢瀬が待ち遠しくて
4
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詠み人知らず
願わくは雨の滴に身を変えてつれない人の窓に沿いたい
7
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小林道憲
鴨川の柳ななめになびきたり 路ゆく女性の裾も乱れて
10
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inosann
三十年 名に「さん」付けて呼ばれたい妻のこだわり守り続けて
19
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詠み人知らず
太古から湖に降る銀の月 さざ波に乗り砂に寄せくる
23
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日向猫
あんなにも一生懸命でいられたと自分に驚くそんな日もくる
29
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日向猫
人工のいかなる精緻も寄せつけぬ自然が創る一瞬の均衡
19
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朝がお
たまゆらに逢瀬した日の吾妻橋赤い欄干夕映えに燃え由
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みやこうまし
大文字山の渓水とどまれる小沢に清きクレソン生えぬ
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