猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
紫苑
師のありてなほおのれの色をさがしつつけはしきみちを思ふひととき
20
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紫苑
菩提樹の花ひらくとき初夏の陽は彼の髪愛づる掌に宿るらむ
19
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悠々
氷雨止まぬ病院の庭にたたずみてふたり見てゐし八重の桜を
19
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さる
老ひわれに今朝もこころのなき雨が降り続くなり春は何処に
6
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島祝
霧に浮く島とみ山の躑躅花神代も今もにほひぬるかな
16
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島祝
コーン入カレーを喰ひし次の日の尻より出づるコーン入カレー
8
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芳立
春雨のやみぬる空はいづこまで碧やわたれるけふいたづらに
9
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tatsuo
み吉野の 散りはてる時 櫻花 霞になりて 白雪舞ふや
24
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聴雨
寝ねがての闇夜に白き窓灯し昼に舟こぐ青き春かな
14
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佐々一竹
みどり映ゆ木々の隙間に日が差せば大地に還るさくら花びら
11
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楓
薄日差す四月の空に消えてゆく命の灯りちから尽きてく
11
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聴雨
ゆふべには弓張月のやんわりと窓辺に浮かぶ春の輪郭
24
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詠み人知らず
ぬくもりが 過ぎ去りし筈の 此の世にも 光となりて 照る春の君
5
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でくのぼう
春寂れ夕暮れしとき朱音さすきみ待つ戀は空に文せし
9
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庭鳥
出産の予定はないがお手伝い産婦人科に足踏み入れる
6
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紫苑
何となき日々をひとすじ切るごとく今年はじめの燕飛び来る
18
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島祝
荒ましきエイヤフィヤトラヨークトル灰鎮まらで空ぞ鎮まる
15
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さる
わが庭の新緑映へるいきいきとさらのいのちを芽吹く樹木よ
6
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島祝
待ちかねて屋戸を出づれば谷川の流る春日におどろかれぬる
12
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浅草大将
あだ花の散りも積もれば大和なる恋はよし野の奥の深さよ
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