灰色猫のお気に入りの歌一覧
千映
スズランの真白き花を束ねてる時にはこんな色でいたいね
12
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詠み人知らず
テレビは捨てたエフエムラジオが部屋を滿たす懷かしい曲にとりとめのない会話
4
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詠み人知らず
まどろみにうつろな窓を開けたまま蒲團を干さんとするうなじを撫でる
7
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松本直哉
やはらかく箸にくづるる冷奴くちにふふめば碧瑠璃の夏
8
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桜枝巧
土佐弁と新潟訛りが混じりあう君はそうして生きてきたんだ
9
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祈り花
停年の夫との時に忍の文字互いの胸に遣る術も知る
8
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野々花
柔風に貴女が鳴らす鈴の音かはにかむように静かに響く
13
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仔柚
「報われる恋をしなさい。」と言う癖に報われる恋させてくれない
4
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舞
少年ら恋知り初める年頃の夏むかえ待つ神話なる時
15
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野々花
触れたくて伸ばした指に絡みつく一陣の風優しく笑う
17
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林林
梅の枝に青き小さな実のなりてあなたの夢とともにふくらむ
20
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林林
お日様と若葉の柔らかき光を浴びて私も草になりたい
17
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林林
汗流す君を応援したくなりたんぽぽ綿毛に託したメール
21
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鯨
夏に入る窓の朝日に目を細め 心を下に寝、射干の花を見る
4
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桐生賄
昨日の失敗から立ち直れずに 気持ちどんより、空もどんより
10
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桐生賄
連休中 休みの子供ら 連れ立って 会いに行こうか ご先祖さまに
13
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鯨
これやこと「ちゃん」と言えずに 暗き部屋 それその筈と夜更けに眠る
4
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千映
訪問者「綺麗ですね」のお世辞でもそれでも嬉し花を育てる
10
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千映
赤茶色薔薇の新芽がどんどんと緑になりて花を身ごもる
6
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たんぽぽすずめ。
エンジンが壊れて夜景、今消えた星降る山に帰れぬ二人
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