灰色猫のお気に入りの歌一覧
祈り花
雨風に搖れる小舟のもとなくて未來ばかりを見つめて生きて
9
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リクシアナ
桜花今宵君にと満開の衣を装い待つ花明かり
14
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野々花
青空に風のざわめく声がして春も終わりと夏がウインク
18
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コーヤ
花も去り若葉がひかる山桜小さき実り赤く揺れおり
22
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コーヤ
野辺に射すひかりの弦を奏でひくそよ吹く風の春の楽筝
19
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詠み人知らず
眠られず酔えない夜は脊髄に 悪魔か虫が 入り込んでる
17
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桐生賄
個人戦 対戦相手は 中学の 先輩なりて 気合いが入る
11
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桐生賄
団体戦 最下位だって かまわない 参加する事 意味があるんだ
10
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片井俊二
車窓から遠ざかりゆく鯉のぼり甍の波の消えゆく街に
5
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もなこもち
カーネーション売場に群がる人々に贈る人有る幸せを見る
14
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詠み人知らず
いつからか日が昇るのが惜しくなり離せぬ手と手 温もり慾しさに
5
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夏恋
ありがとうすみませんだけで済ますのねレベルアップをする気はないのね
12
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たけくらべ
うたかたの夢のまにまに恋ひ詫びて覚めても君に逢はんとぞ思ふ
18
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恣翁
雨洗ひ 色を一新させし麦 早知りぬらむ 名残りの春を
21
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さゆ
一枚の集合写真 思い出はインク足りずにすでに遠くへ
6
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リクシアナ
終業の打刻軽やか午後1時プルタブを引き独り桜見る
19
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夢士
潮引て大波子波沖へ去り残りし浜の置き土産の山
15
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柏木 月
五月雨に打たれ腕を伸ばしても屆きはしない吾の想ひは
5
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夢士
五月晴れ孫集まりて婆走り爺は座りて不動明王
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吉氷
百枚のカルタを疊に散りばめて札追ふ祖母の目は耀けり
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