KENのお気に入りの歌一覧
コタロー
カメラマン覗くレンズの向かう側はらりはらりと枯葉散りゆく
8
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コタロー
丸つこいどんぐりたちが落ちてゐる中の一つは土に沈んで
5
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コタロー
木下闇深く入れば森閑と鳥のさへずり微かに聞こゆ
10
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詠み人知らず
秋風にやさしく揺れててっせんの季節はずれの蔓葉黄緑
18
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詠み人知らず
秋深み障子に影の木の葉搖る夕暮れ侘し想ひに耽(ふけ)り
18
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滝川昌之
まだ夜気を残す出窓に細りゆく明けの虫の音 秋を深めて
17
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灰色猫
一目惚れなんて素敵な恋だろうあなたは僕の名前も知らない
18
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翠燕
自我に問ふ 答へ出ずとも 何度でも 長きの恋の 前途は雲路
13
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恣翁
影黒き杜ゆ 追いかけ響く鐘 時告げ やがて余韻尽きけり
14
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滝川昌之
地道って道じゃないけど辿れれば最短距離と誰もが気づく
17
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滝川昌之
首輪だけいつも伏せてた定位置に遺影のように老犬は無く
20
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吉野 鮎
歸りきて汝が影のなき部屋裡に射し入る陽長き神無月午
18
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うすべに
傾いた秋の陽ざしのひまわりの 稲穂にならいこうべを垂れる
12
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うすべに
澄んだ陽に静けさしみる石仏の 見つめる先に枯れ果てた紅
7
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夢士
頂上を目指し進むやラガーマンじっと静かに応援の時
12
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夢士
雨上がり何処ともなくあかね群れ弧描き居て向かふ大空
13
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へし切
「ごめんね」の言葉も空し 虐待の怒りも知らぬままに 幼児
16
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横井 信
垂れ込めた雲の隙間に光差し思い悩んだ夜も溶け去る
15
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横井 信
秋色の風は涼しく吹き抜けてほどろに濡れた歩道を歩く
13
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詠み人知らず
環境に人は育つが人格は巡る因果に牙磨ぐことも
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