詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
骨壷へ焼かれた祖父の喉仏納めたよく晴れた秋の日に
19
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灰色猫
火葬場で焼かれた祖父の太き骨苦労を重ねた生前偲ぶ
19
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淑乃さと鹿
後悔や 失敗ばかりが 目立つ日々 正は難解 生は一回
6
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藤久崇
震えれど まことに寒く 怖じ無きに 歌にもならぬ 氷の世界
15
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灰色猫
卒寿まで生きた祖父の大往生最後の見舞いで軍歌歌いし
24
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夢士
枯れ枝の福良雀や実のごとしパンと柏手数多飛びゆく
26
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石川順一
雪の音ようやく止みぬ屋根からの落雪続いた二日間かな
17
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コーヤ
紅の 笑みもれいずる 一枝の 麗し姿 君と重ねて
22
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コーヤ
寒風にひるむことなく平然と清し白梅揺れて微笑む
24
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絮谷新
黒髮の澪に落ゑつつ薄紅に染むる背の胛塋に
21
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舞
たまゆらに幽すかに笹の音擦れの寒き風あるこの夕べかな
14
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千映
妻亡くし独り寝の辛さ知る歌に男の優しき心感じる
16
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万陽
金柑のコロコロとした愛らしさひよこにも似てしばし眺める
22
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千映
君くれたスペアミントガム「ごめんね」の意思と思えば辛さも倍増
11
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万陽
消しゴムの ように消せたら 楽になる貴方の声も 匂いも 温度も
14
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月虹
やはらかく積もる粉雪彼方から降る言の葉に応ふ恋歌
78
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沙久
いつの日か誰かを照らすおひさまになれたら満足して死ねるでしょう
19
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沙久
神の手によるものなのかDNA 時に残酷な配列さえも
18
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リクシアナ
薪を焚き熱い湯うめる窓の雪遠い昔が湯舟に浮かぶ
27
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リクシアナ
冬日さす合わせ鏡の虹のなか銀の鋏は黒髪さばく
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