柊+のお気に入りの歌一覧
河のほとり
山里のもの寂しさをまことには住む人のみぞ深く知るべき
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横井 信
道端のエノコログサを引き抜いて刻むリズムは風の行進
12
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名鈴
葛の葉の 露もまだ干で うち萎れ うらぶれ居るを 如何に支へむ
6
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KEN
己が持つ 強さ弱さを 花せむ 雨に初萩 色くすませて
10
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ななかまど
渓谷の細き流れに身をゆだね一葉の長き旅の行くすえ
13
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へし切
歓迎も輝きさえも薄れゆく聖なる灯り五輪の暗闇
19
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横井 信
ほんのりと夏のみどりのかおり立つぽつりと雨にうたれる木立
11
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葛城
むばたまの夜も明けかねる黒南風の中にのたうつ水神の影
15
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Proverbe
敢えなくも 人遣りならず 浮き立ちし 身から出た錆 尚も纏いつ
8
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へし切
度々の緊急事態の宣言に人も慣れてはオオカミ少年
16
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ななかまど
奥山にラインの通知届きおりせめて一日の電波の呪縛
14
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ななかまど
春くれば楽しそうなり草ぬきは苦しそうなり夏草の妻
10
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滝川昌之
四度目で仏の顔を潰しては緊急事態に深き混沌
17
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横井 信
梅雨空のすっきりしない雲の下一歩踏み出す夏への助走
11
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KEN
梢洩れ 止めどなく消ゆ 雨鈴の 魂宿すらむ 山菅の花
12
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葛城
陽に向けて健やかに伸びし水草も増水の川に飜弄されをり
13
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Proverbe
方円の器に随う水の如 籔中の荊 直に育たず
9
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滝川昌之
初蝉を 網戸ではなく 土石流 被害の映像 熱海より聞く
13
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横井 信
足元に今日もぽつりと雨は降るすっきりしない七夕の朝
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KEN
さみだれに 澪濁す音の 逢瀬川 天など見えぬ 星合ひの夜半
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