朝野沙耶のお気に入りの歌一覧
うすべに
にらみ鯛 骨だけになる三が日 出番はまだあるあすの雑炊
13
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KEN
さめざめと過ぎし日乞へば月あかり かじかむ指に霜のごと降る
11
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滝川昌之
「またな」だけ次を告げずに去る友の背に遠き日の青春を見る
20
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ななかまど
大地震に逃げ惑う地を思いつつこの国に住む宿命おもう
15
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うすべに
ほろ酔いの頬のまねしてほのあかく みかさの山に弓月のぼる
10
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桜園
久方に生徒教うる仕事つき生活にはり心潤う
6
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舞
初夢に願いもなくて老い二人ただ穏やかに過ぎよこの年
15
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うすべに
初日の出 静まるまちにジェット機の音だけきわだつ元旦の空
11
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小林道憲
ようやくに 咲きし狭庭の水仙に 激しき雨の容赦なく降る
7
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秋日好
信じてる苦労をともにチャンスへと溶かすふたりが付けるキス痕
11
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三條
運命は平等じゃないあなただけは幸せでいてほしいと祈る
5
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滝川昌之
たし算で登りつめたら人生は上手に老いる引き算をして
20
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ななかまど
初春の初日をあおぎこの一年おだやかなれと願う初空
18
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艸介
「あけまして」告げにし声は鼻声で 祝辞に代えて皆で咳き込む
8
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横井 信
出来た事出来なかった事書き出して令和五年のノートを閉じる
13
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秋日好
風邪ひいたたった三日の年越しをベッドで怠惰に過ごすしかなし
12
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灰色猫
うっすらと透明になり溶けてゆくハイグロフィラの葉が春の色
16
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あかぎり
画面煌々 響く打鍵音 師走の夜に衣重ねて
4
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鷹雪
ひとつだけ語尾が敬語になってたね そうだね 他人になったんだよね
106
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滝川昌之
お手をする仔犬のように従順に妻の後ゆく年の瀬の市
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