つゆくさのお気に入りの歌一覧
葱りんと
痛かった注射のあとのごほうびに 「いちごオレ」が甘くしみこむ
11
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舞
ただいまと開ける戸の先カミさんの作る夕餉の香に迎えられ
11
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村上 喬
冷めた恋レンジでチンして温めるそんなレンジが欲しいんですけど
15
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へし切
夢通ふ道に迷ひし秋の夜は鳴く虫の音もか細き声で
21
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速魚
枯れたとは見せかけだけぞ薄野は朝は銀色夕は金色
15
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速魚
コスモスの咲き乱れるる島たずね火宅のような花弁を探す
9
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光源氏
秋の夜はすずろの神に誘はれてはかなき筆の跡をとどめん
17
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夢士
秋の陽を受けて柿の実色づきぬヒヨの群れ来て枝の騒がし
14
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斑鳩入鹿
待つてゐる親指姫の王子樣つばめに乘つて花咲く場所へ
6
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斑鳩入鹿
降り注ぐ夜空の星に訊ねたり星の王子よ馬車は何處に
2
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斑鳩入鹿
郷愁を誘ゐし秋いにしへの夢見た幻想今だ生き繼ぐ
2
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ながさき
見るもよし 見ざるもよしと ひたすらに 「心の財 積ませ給へ」
13
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舞
初めし春熱き思いの夏を経て吐息の内にひと恋うる秋
5
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恣翁
白皙の面に 思春期を偲ばせて 億劫さうに 黒目瞬く
17
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詠み人知らず
雑草のなかにも目をひく花ありてされど哀しや愛でられもせず
14
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詠み人知らず
薬指いつできたのか泣き黒子 なぜ泣き黒子だと思うのだろう
11
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へし切
霞立つ雲居にうかぶ城の跡 垣に残るは秋草紅葉
17
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光源氏
くれまどふかかる身空のかなしきに闇もうつつも鎮めかねつも
16
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光源氏
君待てど影さへ見えぬ飛鳥川あやなくけふや夢にまよひて
16
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香月
夢追へばいましかあらむこのときも繋ぎしこの手も離すまいとて
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