卯月のお気に入りの歌一覧
下地杏
思い出の甘い毒素を貪って痛くなるまで放置する胸
7
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まるたまる
「寂しい」と歌うのはもう飽き飽きだ「好き、しあわせ」と歌いたいのに
5
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藍鼠
ではいつかきみの記憶の片隅のどこかの街角とかで逢おうよ
7
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水上基
山茶花の濃紅、無血革命を恐るるなかれ冬の初陣
10
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たんぽぽすずめ。
すぐに散る恋もあるからぼた雪よ悲しまないで潔く降れ
21
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柴智也
ハロー。ハローキティはいいね猫なのにこの線以上来ない感じが
8
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浅草大将
思ひ見れば遂にぞ君を乗せざりきかの国鉄の春色の汽車
11
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市川ありさ
満員のハローワークの薄暗い蛍光灯の下であなたは
2
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藍鼠
燃え尽きてしまった恋の弔いに形見となった指輪を埋める
4
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じゆん
ごめんとか言えば救われそうな気がしたんだ 夜の横断歩道
13
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シュンイチ
幾重にも奇跡は重なりあっていて文庫をひらく日々の それから
19
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羽
黙りこむ君は突然冬枯れの木立を抜けるまなざしをして
21
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*なび*
大切なものがそこには在るのだろう ねこが見つめる夕闇の中
6
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羽
紅色の肉球ほわり猫の足こっそり天のさそりを踏んで
13
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8月24日生まれ
ハリボテで出来た心は脆すぎて 誰かが触れるだけで壊れる
5
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羽
木枯らしを避けて子猫とたわむれるきみの背骨が透ける黄昏
20
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8月24日生まれ
現実を知ってしまったピーターは 飛べない空を見上げて眠る
3
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村木美月
新しい春ブーツ履く真冬日は決心ひとつ温めている
19
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海月琉珠
「お年玉ください」という挨拶も今日でおしまい二十日正月
4
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山桃
大寒に掘り起こさるる畑土の黒やわらかく春心目覚む
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