桜田 武のお気に入りの歌一覧
凌霄花
児童らは里山ならぬ町山で身近な自然の尊さ学ぶ
8
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へし切
さざ波の音も愛しい 五月尽 心の中の景色を思ひつ
14
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へし切
見落とせば ほんの小さな綻びも 大きな怪我の因となるらむ
8
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時計台
今日もまた 首輪地を這ひ 立ち止まる いとしの愛犬 電柱の影
8
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時計台
あぢさゐの如く妖しき人心 本意なく移ろふ 朝に夕べに
9
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滝川昌之
曇る日のデニムのシャツの群青が溶け入るような雨季近き海
13
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滝川昌之
長い「待て!」命を守るか喰いつくかどちらも愛しヨダレの仔犬
10
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ななかまど
議員らが議論するのを聴きながら軍拡へ向く日本あやぶむ
11
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ななかまど
倒木に新しき種芽生えおりいつかは育つツンドラの地に
10
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灰色猫
ぼさぼさと茂る芝生を刈ってゆく夏を迎える裸足のために
5
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灰色猫
出身の国は戦火で滅びたとつぎつぎ寄せる流氷が泣く
7
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灰色猫
慈悲を乞い泣けども米も愛もないおいらは修羅を仏に貰ろた
3
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茂作
祖父はいつそんなに歳を獲つたかと 孫に聞かれる夕燒けの道
11
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時計台
鑑識の友と語りぬサスペンス 綺麗ごと過ぐ「現場」の描写
7
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へし切
兎に角に無事に生きてはいるけれど もっと生き生きと 吾は老いたし
12
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ながさき
反対は わづか五か国 のみだった 孤立深めて 何処へ向かふ
6
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ななかまど
澄みきった皐月の空に魅せられて飛べば素敵な人に逢えそうな
10
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滝川昌之
種まけば一人で育つ花もあり手塩かけても咲かぬ芽もあり
14
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へし切
パパとママ 喧嘩をしたから来られない 涙が愛しい 五月雨の朝
13
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へし切
「ねばならぬ」などと 心を追いつめて 命にか代わる もののあるかは
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