あそびくものお気に入りの歌一覧
もりもり
看護師の迎え来る日は母可愛い 乙女心かリハビリ励む
16
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工藤 琴子
バーゲンで売られているよな優しさを大切に持ち帰って眠る
8
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悠々
友よりの諌めの歌に詠みけるは怒りは腹減るもとなりとあり
13
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詠み人知らず
因果あり因果の中に師のありて 渦の宇宙に師も吾もある
12
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在所者
朱に染みし一朶の雲と香春嶽なびたる影に我色づけり
8
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ゆめ神楽
うぐひすの 初音聽ゐたと 雨戸くり 邊り見渡し 梅の一輪
3
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さる
マフラーも手袋もまた手放せぬ弥生八日のけふの寒さよ
11
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七色コイン
砂つぶが付いた米でも食えますよ。祖父に習った男の作法。
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詠み人知らず
抱き合えば君の鎖骨の真ん中のホクロの場所に口づけをする
14
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七色コイン
鬼のよう、そう言われてもしょうがない。確かに鬼が棲んでいるから。
10
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ふきのとう
行きつけの美容室取り壊されて思い出さらに露と消えゆく
11
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本間紫織
ただ青は静かに笑う なにもかも流し尽くしたわたしの上で
6
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詠み人知らず
映画館でアイスクリン売るおじさんは 少し悲しい夢配ってた
12
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れお
せめて君が見せた弱さの分だけは強くなろうと涙に誓う
8
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只野ハル
飛びたくて飛べなくて空見上げ吹く風にただ綿毛を飛ばす夢
5
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しまじま
うちなびく 春の香りは 繁みより 若青草の 匂いや立ちぬ
8
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日向ひな
平等に時間は流れる幸せな人も誰かをなくした人も
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しづく
うたたねに選ぶいつもの夢のなかまたみとれてるきみの横顔
6
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浅草大将
身も春の愁ひはまことおほ原に月出でたるをいかで愛づべき
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横雲
梅が香にほのか偲べる人遠しいづち向かはむ花をしるべに
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