灰色猫のお気に入りの歌一覧
葱りんと
終い湯も0時過ぎれば初湯かな 早く出て来い 母入りたし
12
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夢士
晴れの日も風の吹く日も雨の日もバス見送りて爺婆集ふ
17
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恣翁
笹原を渡れる風に 髪乱し 稚児負ふ女 狂ひたるかも
23
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空飛びネコ
カプチーノ白く輝くその泡に天の川をぞ見つけたるかな
7
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河のほとり
いかにせむ心習ひにながめても空は晴れせぬさみだれの頃
15
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リクシアナ
白日の葉影かさねつ遅咲きの薔薇に色さす六月の暮れ
25
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なかしぃ卿
朝食はティファニーでなく味噌汁の香りと湯気に輝きを見む
3
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沙久
詳細なこと何一つ知らぬけど 「何か」でつながる君想い、祈る
12
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明
ここに咲く紫陽花だけが赤い理由教えておくれ片目のコマドリ
4
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いわなおいびと
梅雨晴れの西日さしこむ工場に加工機械の油煙ゆらめく
9
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いわなおいびと
叫ぶごとき研磨作業の音洩るる夜の工場の網ガラスより
4
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空飛びネコ
デザートのミントを噛れば爽やかに夏風清く鼻吹き抜ける
11
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いわなおいびと
両の手に付きし機械油研磨粉強く落とせば風呂の湯しみる
5
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花艾
大晦 あの日の自分と 痩鬼が電柱の裏で 佇んでいた
4
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西村 由佳里
全身をガラスの窓に押しつけて眠る子犬はパパを知らない
4
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詠み人知らず
潤いに欠乏必至の歳になり 返事をしない スマホ腹立つ
16
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舞
幼な子の吾が指余す父の掌によく似ていると老いゆく母は
15
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絮谷新
農道でドリフトキメる軽四は赤帽仕様のスバル・サンバー
10
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舶女チェルシー
雨宿りしない子どもが弾き飛ばす雨粒カッキーン太陽に届け!
5
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絮谷新
蝉時雨降りて通りは晝の闇傷痍軍人訪ひしをさな日
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