平 美盛のお気に入りの歌一覧
光源氏
はかなきや名をとどむれど秋の風月日の下に独りこそすめ
12
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光源氏
こぬ人を今日も明石の浜千鳥袖濡れそぼる雨の松ケ枝
17
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光源氏
待ちかねて沖行く舟の波枕涙のひかる瀬戸の夕暮
17
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光源氏
行く末をなげくことこそかなしけり見るべきものは無きと思へば
19
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聴雨
徒然に君待つ野辺に身をしづめさ乱るる月うつす花摘む
13
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聴雨
明けぬれば惜しむ別れの手枕に涙のこして身は離りゆく
19
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ゆびきゅ
与えられた平和と自由を食べ過ぎて 前頭葉についた贅肉
33
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ゆびきゅ
愛は 愛を得ようと望む人にだけ 苦悩を与え その先を見せる
25
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芳立
たかがわれひとりの指に動かざる国のためにぞ一票を刺す
13
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まるたまる
気がつけば射抜かれている心臓に手を突っ込んで確かめる熱
13
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たると
秘めしまま かれども積もる 言の葉がせき止め溢る 泪川かな
9
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腕鷹
いつもの日いつもの駅で出会う日々いつもだけれど特別なヒト
14
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沙羅
明日へのまばゆい光伸びてくる輝きはじめた私の未来
15
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薫智
誰だって折れた翼の墮天使で傷を持たない人いないから
22
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たんぽぽすずめ。
透き通るソーダの泡をうらやみぬエアコンが無い六畳砂漠
19
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紫苑
陽ざし降る午睡のまちに逃げ水は紋白のかげ追ふて走れる
12
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リンゴ
薔薇の棘 己を守るは哀しくも何人たりと寄せ附けぬ盾
4
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浅草大将
有明のつきの儚き運命ゆゑ燃えてつくしの明日はしらぬ火
21
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卯月
ああこれでやっと眠れる茹で過ぎて涙も出ない生の終わりに
4
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芳立
下界なる暦のせゐで一年に一度の夜は梅雨のただ中
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