月虹のお気に入りの歌一覧
小茄子
クルアーン 風にのりゆく 明け方に 香を手向けつつ 日々無事祈る
7
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へし切
閑として空しきものの花のあと春はこころを侘びしめてゆく
20
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聴雨
天宮の舞殿に花も月もなく立ち舞ふそでの色ぞゆかしき
6
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詠み人知らず
あついのだ涙は熱い、本当に 排出される 水はわたしだ
6
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詠み人知らず
ぼんやりと泣いて頭上の灯りへと透かした右手は白くふくらか
10
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灰色猫
はらはらと桜花が描く曲線の舞ゆく先は初夏のてのひら
24
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石川順一
「洪水」はギュンターグラスの詩であるが「ぼくらは雨がやむのを待っている」
12
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速魚
雨よ雨 海へ送ってくれないか 舗道に散った桜の花を
13
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朔夜
名のらずに君は君はとたゆたへて行きつ戻りつ春の白波
7
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滝川昌之
親だけが春に変わらず変わりゆく子の新たなる暮らし案じて
20
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灰色猫
桜雨かがやく花は天界へ誘うが如く神秘にぬれて
19
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芳立
天地に代はりなきこそこれに樹て憂へあらずと花の咲くとき
6
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幸子
旋律の対話盛り上がりゆくほどに静寂いや増すヘンデル組曲
10
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ななかまど
じじばばと祖母の教えし花の名を春来るたびに戸惑いおりぬ
9
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幸子
きたーッと叫ぶは葛の若葉出でジャングル築く気配感じて
9
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幸子
投げてフライ取りに行ってはまたフライ キャッチボールの春は果てなく
6
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吉野 鮎
茫茫とふきぬけゆきぬ裡の風流されゆこふ 流れてゆこふ
11
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吉野 鮎
若柳のしなやかに搖る春の野の逆光に汝の眩惑の影
10
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舞
新たなる日の昇り来る止どまらず一歩踏み出す生きゆく我も
11
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falcon
とひゆけば花散る道に春くれてあと幾たびの花を見るかな
12
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