卯月のお気に入りの歌一覧
竹本未來
真夜中の乾いた雪はくすくすとささめくように耳をかすめる
8
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藍鼠
わたくしはかえりみられることもなく咲いて朽ちゆく花であります
6
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キタハラ
少女らの黒いローファーきらきらとまだ悲しみは知らなくて良い
31
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水上基
「満月がついてくるよ!」といつの世も子供の世界は天動説で
39
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夢緒観
北向きの部屋は私に重すぎて窓の日差しが終わりを告げる
3
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じゃこ
引き出しやベッドの下に色々と隠してあってうっかり死ねない
11
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詠み人知らず
結び目をそぉっと解く君だから私を大事にしてくれるだろう
9
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市川ありさ
人類が滅びるという結末の映画ならもう何回も見た
3
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羽
「げんじつ」と言葉にすれば現実は少しかたくて舌にざらつく
23
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羽
夢をみる頃は過ぎても薔薇の香のハンドクリームやわらかに塗る
21
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葉月きらら☆
貴方には私がいるわ私には貴方だけしかいないけれども
22
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詠み人知らず
思い出は大学ノートの片隅に小さく書いたあなたの名前
3
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藍鼠
まぼろしを遮りたくて手を伸ばすあなたの空のふりやまぬ雨
35
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8月24日生まれ
一人では生きていけない僕だから その日が来たら猫を飼います
3
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8月24日生まれ
思い出の取捨選択ができなくて頭の中の迷路でもがく
8
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竹本未來
ひんやりとした床の上しゃがみ込むこの部屋はまだ息をしてない
7
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竹本未來
昼休みお御堂で寝てた私をマリアさまなら許してくれる。
6
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紫苑
携帯をはしと閉ぢつつ裁ちばさみ刃の合う音をそに聞きをりぬ
8
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栞
拭えない違和感を秘めこの場所に真昼の月のように佇む
8
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藍鼠
今日もまたペンキ仕立ての青空で智恵子もきっと嘆いてるはず
6
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