灰色猫のお気に入りの歌一覧
野々花
泣きそうでなかなかなかなか泣かぬ空模様悲しいほどの涙隠して
10
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リクシアナ
草闇に親を呼ぶのかキタキツネ星影あわく溢れてそそぐ
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リクシアナ
あさぎいろ後ろ姿に着流して雑踏を行く浪人結び
10
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高松 蓮
誤りて 咲きたる昼顔 雨に濡れ 連なる雫の うつくしきかな
4
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みやこうまし
ネットとうメディアを制し大衆が独裁者となる未来の悪夢
9
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西村 由佳里
やわらかな小学生の声がする休みに入った夏のグランド
6
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若葉
放課後の教室先生と向かい合い模試の判定西日が染める
8
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逢桜カイン
鋭さを 錦に隠す 裏おもて 花より華やぎ 誇る葉の色
4
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bgvillea
ふと風の吹きてわずらふこれ恋ひと云はねば君を見ざらましとよ
4
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林林
君からのメールを何度も読み返す愛の滴が心に満ちる
14
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逢桜カイン
毒満ちる 杯揺れて 紫の 裾翻し 勝鬨に舞う
3
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絮谷新
調律のシの音単調繰り返し溶けて蝉声染まる夕闇
14
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秋日好
温室の花の間の二人連れわざと無視して鉢替え続け
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秋日好
蛙なら見に来てくれる お料理の手を止め庭の片隅 池まで
8
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秋日好
満月がゆっくり樹冠を離れ行く少しつぶれて楕円に見える
14
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秋日好
「補聴器は無理に薦めぬ」と言われ耳鼻科帰りの母は明るい
15
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舞
妻つくる見た目気にせぬヘルシー弁いざ仕事へとこれ食べるため
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芳立
ももたらずいそべの波に洗はれて面かげひとつかがやけば夏
6
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松本直哉
手をつなぎ闇を駅まで走りけり花火のあとの驟雨はげしき
8
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ヨシオオ
細やかな静けさの後水兵は咳一つするその闇の中
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