Chicoのお気に入りの歌一覧
うすべに
夕焼けに色を捧げてひっそりと はずれた藪に白彼岸花
7
もっと見る
さちこ
吾を恋ふる君の胸の血見まほしきいかに赤きかいかに深きか
11
もっと見る
KEN
結ぶ露 穗先に集め 花すすき 時の深みへ 落とす朝かな
13
もっと見る
灰色猫
恋に死ぬ狂気のような色をして曼殊沙華詠む君のくちびる
18
もっと見る
詠み人知らず
居心地の悪い感じで扇風機二十度の部屋でうつむいている
4
もっと見る
トウジさん
漂える柳絮もいづれ根を張りぬ 天小夜風連れゆく処
9
もっと見る
稲千代
行かむ場もかたらむ友もあらなくにひとり書をばながむる我は
11
もっと見る
滝川昌之
レジ袋巻き上げながらつむじ風やれば出来ると減量褒める
16
もっと見る
麻倉ゆえ
気がつけば静かに満ちる秋の気に掴めないものばかり見ている
4
もっと見る
舞
制服のカップルの子ら地下鉄に灯すごとくの明かき笑みして
4
もっと見る
おじい
眼に見えぬ ものの気配に 怯え哭く 愛犬かんたの 眼精疲労
9
もっと見る
おじい
ぽつねんと 雨の刈田に 鷺は今 佇むものの 翳りを濃くす
15
もっと見る
KEN
行く水の 岸の溝蕎麥 笑みかけて うつつを流す 時も弛まむ
11
もっと見る
おじい
引鐵を 引き會ひ遊ぶ 兒ら怖し 和魂の二葉 芽吹きつつあり
8
もっと見る
おじい
酬はれる 苦労などとは 浅ましき 裂けてこそなる 柘榴くれなゐ
11
もっと見る
舞
暴れる子まだ抱き馴れぬ若母の手にもて余す子の笑みの声
5
もっと見る
滝川昌之
逃げ水のごときに見えて安らぎはたどり着いてる事を告げない
24
もっと見る
夏深
寄り添いて秋がこれほど優しきを知りて眺むるススキの穂波
12
もっと見る
夏深
約束の消えてしまった日曜日ピアニッシモの雨がまた降る
11
もっと見る
灰色猫
一本の枯れ木のような気分だよ愛ってなんて無防備なんだ
12
もっと見る
[1]
<<
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
>>
[806]