へし切のお気に入りの歌一覧
波端
初夏の海桐花に蝶の羽根の震る異界の空の靑透かしてむ
5
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ななかまど
立夏の田早苗の水面輝いて蒼き空描く田の水鏡
13
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滝川昌之
無言での男同士のハグがある退職してゆく同僚などと
17
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音蔵 雅秀
恩返し 被災者同士が あの時を 忘することなく 今度はわが番
2
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恵雪
日が延びてゆるり茜に染まりゆく窓見やりつつ夕餉の支度
11
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うすべに
夕暮れに広場をすべる なめらかに交わる曲線つばめの飛翔
8
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横井 信
鉄塔に蔦の絡んで初夏の風そっと吹き抜け白雲運ぶ
11
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茂作
さつき雨ゐたくな降りそ荒れ畑の 土重ければいかが起こさん
11
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秋日好
昇給に不満があると零したら「後進育て器量を見せろ」
7
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痴光山
春昼のシャッター通りの本屋には眠れる棚と 主がひとり
6
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滝川昌之
落花した躑躅を踏まないようにして初夏の舗道で気にする歩幅
13
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ななかまど
すぐ脇をエスカレーター踏み上がるひとの利得はどれほどなるや
10
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美生子
谷川の流れる音に誘われて早や咲き初める大和撫子
11
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兎桃
これで良い見るべきものは全て見ぬ吾が乘る船の見ゆるを待てり
3
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横井 信
芝犬は尻尾を揺らし田園の畦道駆ける初夏の風
12
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仙人の弟子
目を閉じて 窓を開ければ 若やかな 木々の香りに 夏の便りも
4
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うすべに
左手を入れたふところ 潮騒の海の青さの彼方ながめる
7
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せてあ
不治ならぬ世にありとこそ世は言へれ世の中の悩みは不治のごときにぞ
1
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茂作
小作りな五月のぼりをそつと出し 男の子いぬ家が願掛けまつる
10
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詠み人知らず
あの虹の足下にいて笑ってるあなたを思い描く幸福
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