詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
荒野のペンギン
投げた身は 己が泪の 猿澤の池に眠れリ 管弦の月
6
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幸子
野分にて散らされつつも一面にいのちの香り満たし逝く葉ら
12
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恣翁
三味線の爪弾き途切れ 誘ふがに 芸妓の肌 夜風に火照る
11
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コタロー
秋暑し子等も居らざる公園のジャングルジムを蜻蛉が飛びぬ
13
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東大寺
跳ね踊り 恋愉しみて 月の精 駆ける夜空に 星散りゆきぬ
5
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ななかまど
庭に居て不都合なとき遠くなる耳を持ちたる薔薇を切る妻
7
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蔓葵
まがふべきけぶりも今は消えはてぬ恋をするがの富士の白雲
21
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夢士
言うまいと思えど美酒に酔いしれて昔話に花咲か爺
15
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KEN
子をかばふ 野邊の豬影 柔らかく 幼き頃を 思ふ秋かな
15
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夢士
天目指し伸びゆく蔓や葛の花去りし野分の蒼きカンバス
14
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舞
畏れつつ胸に抱かれし乙女子も今寝乱れて吾れ蹴り出され
5
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可不可
宿題を早め早め済ます奴を横目に遊んで懲りない地獄
7
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滝川昌之
同じ日々紡ぎゆくその尊さを親に刻まれ子に示しゆく
17
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KEN
飛矢の如 初雁の群れ 一文字 迷ふ夜の後 朝の陽に消ゆ
11
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蔓葵
いにしへの言の葉ごとに露きよみそらに月見る心地こそすれ
21
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舞
幻に気づけばひとり夢覚めて吾が影のみのかげろうの街
8
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滝川昌之
梨狩りより蝉やクワガタ捕る子らに果樹園ちゃっかり虫かごを売る
18
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コタロー
セセリチョウ羽根を閉ぢたる花の上蜜は吸はぬか再び飛びぬ
8
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夢士
涼しげに風に揺れをり玉簾狭き吾の庭朝露光る
10
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KEN
朝毎に 風に澄むかな 百舌鳥のこえ 彼岸に生うる 葦原の中
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