灰色猫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
台風は事無く過ぐも曇天の野路に鮮やか灯す曼珠沙華
17
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西村 由佳里
椅子に背を預けて無理な姿勢とる汗のしたたる先生まねて
6
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遠路
ただ前に進むと決めた あの日から いのちが水のように思えた
5
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遠路
最果てに あなたを乗せてゆけたなら (かみさまなんていないけれども)
4
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美津村
産みしより髪をつくらず化粧せずありのままなる妻となりゆく
9
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美津村
分娩室に入りし妻を見届けて顔洗はむと廊下を戻る
6
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環
池の面に蓮の花びらとどまって静かに夏が終わろうとする
9
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桐生賄
お日様が 顔出し吾も 張り切って 掃除・洗濯 衣替えなり
18
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リクシアナ
秋浜の波のすさびに削らるる貝殻幽けし砂となりゆく
27
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キュン太郎
恋がもし 輝き煙る 花火なら 愛はいつでも 輝く星だ
4
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リクシアナ
霧の底深く野仏に紫苑寄り添う 放射冷却の朝
16
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工藤吉生
孫どころか子も妻もなく取り出した定規で背中がしがしと掻く
10
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あおみどり
夢に出てきてしまったらもう最後 恋なんて思い込みの積み重ね
4
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新座の迷い人
漢詩聞く 若き頃時代に 戻り来て 今は懐かし 学生時代
8
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秋日好
繁忙期契約庭師が去っていく後に残るはまたこのメンツ
18
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秋日好
目覚ましが鳴っているのに知らんぷり妻に止めさせうにゃあと笑う
14
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みなま
白粉のパフはたくことありしかと 黒猫はそっと吾の頬に触るる
7
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ゆり
傘の花駅へと向かう人波に まるいリボンをつけて見送る
6
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ゆり
傘の花揺れて譲って水滴が 散って咲くのが思いやりなら
7
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ゆり
おつかいの帰りに気づくわれわれは 雨の輪っかに包囲されてる
6
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