詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
名鈴
大陸の 人の瞳を 借りてこそ 幕末の世を 眺め遣らるれ
7
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恣翁
群れをなす鴎の 低く飛ぶを見ば その夜必ず 凩吹くなり
12
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神戸風見鶏
鷄頭の紅色褪せし秋の末 六甲颪早や吹き出づる
23
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名鈴
異世界に たやすく行き来 できる場所 街の美術館 常設展示室
3
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栞
猫と子の椅子と化しはや一時間 動きたい、いや動きたくない
6
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芳立
雨ひとよふりゆくころは花の世を夢にも見ぬか桜もみぢ葉
7
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滝川昌之
苦しいとその身焼かれたシーサーの首里の朱色はウチナーの色
17
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つばす
散歩中ひっそり佇む柊の 香りを知った晩秋の朝
6
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横井 信
痛む足引きずりながら起き上がる祭りの後の澄み渡る空
10
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灰色猫
帰らずの樹海の沼へ沈みゆく私を弔う歌はいらない
12
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灰色猫
人気のない暗い樹海に迷い込み気づけばわたし幽霊だったの
11
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横井 信
美しく彩る街と繋がらないサイトと雨に時計を外す
10
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滝川昌之
晩秋の鳥もつつかぬ残り柿せめて暮れゆく里に灯れよ
19
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灰色猫
すらんぷに絆創膏を貼るからねすらんぷまるごとひっぺがすから
14
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千野鶴子
せめてもの恵みもたらせ野分にて荒ぶる水が運びし土よ
7
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恣翁
霜葉の 風に吹かれて集ふがに 剣崎沖に群るる釣り船
13
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松本直哉
かれはてて花たちばなのかげもなしゆくへ知らせよ秋のやまかぜ
5
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KEN
午前二時 仮面を外し 闇の中 わたしは誰と オリオンに問ふ
15
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根無し草
生活の 連続性に ふと気づく もう用済みの 詰め替えパック
4
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根無し草
マフラーで 隠した本音 音もなく 着込んだコート 心の鎧
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