へし切のお気に入りの歌一覧
淡 深波
壁掛けの暦はいまだ弥生なり浪人生が起き臥しの室
5
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淡 深波
世界の色染め深め打つ雨は百千の音にて楽ぶなりけり
3
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淡 深波
雨の音を吸ひ込みながら深けてゆく夜闇に己が命かなしも
3
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紫苑
ひさかたの雨のそぼふる夜の更けてあをき花脣のなづきに揺るる
17
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紹益
南海で 珊瑚を漁る 赤い船 根こそぎ奪う 竜宮の富
19
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つゆくさ
休みの日 のんびり起きてパン食べて 洗濯済ませ 花に水やり
9
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つゆくさ
お日様に 仕事がある日は会えぬから 休みの今日は会いたいけれど
8
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小幸
ルビー色 甘くて苦いカンパリを口に含んで君にキスして
7
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秋日好
太鼓橋五つを越えてなお行けば金色の鳥雨のごと降る
9
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秋日好
池の水澄んで煌めく秋の日は金魚も揃って日光浴で
14
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祐鈴
あのときの、私の恋は焼け残り、消化もされず、今くさってる
9
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ふきのとう
この家の仏具磨くは我ひとり娘二人はいつぞ継ぎゆく
12
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詠み人知らず
寂しいわなんて語れるはづもなし己で決めし境遇なれば
14
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ふきのとう
仏壇のそうじ終えれば亡き義母の遺せし菊は今を盛りに
13
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さとさ
朱に染まり散りぬ言の葉抱きとめた青の流れも止め処なきかな
3
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桜園
退院し料理つくればおいしいといいしかぞくのいてありがたき
17
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あかる
果たされぬままに終わったたわいなき約束は君「またいつかね」と
10
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詠み人知らず
鳥ゆらす枝より落ちる枯葉かなひらりひらりと吾にふりかかる
10
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涼也
鉛筆を転がして出た番号のホームの電車に乗ることはない
5
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つゆくさ
霜月の雨冷たくて 乗り込んだ車内が曇り 上着を羽織る
9
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