朝野沙耶のお気に入りの歌一覧
び わ
ピーピーとヒヨドリが鳴く枝の影白梅じっと耳を澄まして
8
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栞
子どもらの十人十色の言の葉がみなゆるされる未来でありたい
9
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恣翁
空気しは 結晶しぬがに澄み透り 鼻腔の粘膜ひりつきにけり
8
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鳴海青
まだやれる惰眠の日々も予期してた 冬の稲妻あの日は来ない
3
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継海
冬日和厄寺の坂一人行く無常の鐘を背中に受けつつ
5
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へし切
かにかくに恋しかりしかふるさとの おもひでの山 おもひでの河
10
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ハジメ
自然は人間をせきたてるように作っていない焦ることなし
3
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栞
今日はやい! 明るさ残る空見上げ ぴょんぴょん跳ねる子と帰る道
5
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へし切
病院の待合に待つ他人を見る 誰も沈めるその憂い顔
10
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滝川昌之
息子らにからかわれては笑む妻のお誕生日のローソクの数
15
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継海
チューリップ隠した土を早や見つけ春の香りを先取る雀
8
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へし切
しのぶれどしぐれ心地に小夜ふけて濡ちぬるかな君が面影
13
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舞
すれ違う女黒髪ほのやかな香にさざ波の頬染む男の子
7
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Aquarius
生真面目に笑わず聞いた一言をあの人から取り戻したい
3
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横井 信
川の音のしぶきに混じり水仙の香りただよう冬の堤防
12
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滝川昌之
瓶コーラの薄青い色気 強引に握って飲めばなお乾く喉
13
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うすべに
鬼にらむ豆のとなりにひなあられ こわごわ手伸ばす幼女の視線
9
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渡 弘道
百恵ちゃん北風に誘われに旅に切符を捨てて奥の細道
2
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敦希
鍵盤を跳ねる手は肩抱き寄せて頬撫で奏でにわたしは高鳴る
6
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敦希
泥濘を君行けば吾は砂利道を 先到れば飯炊き待たむ
10
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