KENのお気に入りの歌一覧
うすべに
たそがれの光あつめて枯れすすき じっとたたずむ立冬の凪
13
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横井 信
実の落ちた色づく柿の残る葉にひかりの踊る立冬の朝
10
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舞
「アリガト」と 足揉みやりし妻寝落ち我も終えるか今日の一日
8
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恣翁
冬立ちて 障子を透す残照は 寒々しかる色を投げけり
12
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へし切
いにしへの京の都のもみぢ葉はいまひとしをに匂ひぬるかな
16
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茂作
立ちかへりまた來ん時もあるものか つくづく見なん隱岐の島影
15
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ななかまど
呼びもせぬカメムシ窓に張りついて悩ましきかな冬来るまでは
17
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へし切
秋ならぬ夏日を思わす陽射しにも 朝夕寒し冬隣りかな
14
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うすべに
つわぶきの花をめぐって蝶二匹 恋の季節のきいろいダンス
13
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波端
眞玉なす 實なり鈴なり すずめ瓜 すずろに草の野にゆるるなり
10
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滝川昌之
歪でも海苔がパリパリしなくてもおにぎりは家のお手製がいい
20
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横井 信
雨を待つ秋の畑の色あせた枯れた苗木をやさしく摘む
16
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さいおん
秋深 黄葉櫻葉 風尓舞者 振放見乍 人者往鴨
14
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ななかまど
尿して身ぶるいをする犬見れば今日の一日のあたたかくなる
13
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茂作
霜月と云へども今日の暑さかな いまだに遊ぶ畑に胡蝶は
18
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横井 信
通勤の列車で少し読む本も佳境に入る金曜の朝
12
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舞
父さんはあやしあぐねて母の手に揺られ抱かれて小春日をゆく
11
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へし切
ときはなる松は緑に常ならむ いまはもみぢの色まさりける
14
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滝川昌之
今俺は枯れても折れぬ野のススキ春の定年桜咲くまで
16
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うすべに
肌寒い朝をすごして 長袖と半袖まよう一時の陽ざし
11
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