風蘭のお気に入りの歌一覧
笑能子
人の背を指しては嗤う人の背に拭えぬ影のただ貼りついて
4
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カラタチ
流星がかなえてくれた恋でした きらり光って燃え尽きました
1
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恣翁
銀漢の注げる 蓮華の水底に 流るる星は 沈黙の楽か
21
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舞
流星の群れ降る夜に鳴き初める秋虫の声夏おくりゆく
10
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カラタチ
ぼくたちの噛み合ってない凹凸が磨り減り平らになるのはいつだ
2
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詠み人知らず
虫取りの 網を構える 子ら仰ぐ 空よ明日も 快晴であれ
11
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詠み人知らず
会うたびに背の高くなるわが子らを どこか悲しい気持ちで見てる
19
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恣翁
雨上る空一面に 乱れたる 群雲に浮く盆提灯ぞ
18
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舞
しばらくは鳴くに任せて明け鴉うたた寝をせん晴れ盆休み
8
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詠み人知らず
雑草と平行に歩く川沿いの 遊歩道には夏濃く残る
9
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詠み人知らず
カーナビが示した場所は君の部屋 通り越してはリルートばかり
5
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紫草
渾身で降ってみせおり夏の雨白く煙るを胸すき見つむ
9
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紫草
朝開く新聞紙面のそこかしこベスト尽くした泣き笑い顔
7
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みやこうまし
ひぐらしの松の梢にとよもして涼風誘う夏の終章
6
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はな
たいていのことはきちんとわかってるうまく実践できないだけで
10
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河のほとり
おもかげの残れる月の光にてつらきは夢の果てとなる空
10
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虫
昨日まで 太陽一途の ひまわりが 今日はしょぼんと 下を向いてる
6
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五穀米
バイブルの外伝のごと花伝書を書棚に置きて花は白百合
8
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ケンイチ
なつかしき一片ばかりみなぎりて遠つ国をもふといざよひぬ
7
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村木美月
リサイクルショップの棚に売っててももう欲しくない純情なんか
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