舞 のお気に入りの歌一覧
さえね
香焚けばおごりの夏ぞよみがえる京都北山美しかりき
8
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千映
台風の心配ありて果物の収穫急ぐ悲しき顔で
13
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美津村
戦中に産まれて勲と名付けられ敗戦の世をとろとろと来し
11
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古川晴
寝返りを覚えた息子のお昼寝は午後二時からの二時間ドラマ
3
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灰色猫
よく冷えたスイカをふたり分けて食む過ぎゆく夏の恋惜しみつつ
19
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秋日好
義父母から届いた縦の縞シャツをお出かけ着にと取って置いたね
18
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絮谷新
秋の陽は石膏頭像翳らせて窓の向ふの光る透明
22
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只野ハル
三人の夕食終わり食べきれぬ一合の粥明日のお昼に
17
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このえ
むしの音を背に美しき火花ちる 子らのおもてに大輪の咲く
5
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美津村
午前三時汝のやすけき息聞こえ冴えたる月の窓に差し入る
11
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林林
赤ちゃんのお指くらいのゴーヤーが襲い来る秋に身の細きまま
18
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リクシアナ
この身ひとつひとつ限りぞ姿見の帯負う背なの茜雲ゆく
20
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只野ハル
助手席の母の手を握り安心しているのは自分かも知れない
20
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月虹
言い訳をひとつ残して夏はゆく海鳥たちを遠く見つめて
282
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ももンが
我にとり最初で最後の喫煙者愛しききみの灰皿に志願
3
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人三昧
四国路の 夏追うような 遍路旅 結願近く 秋の足音
7
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へし切
いくつもの秋の野分の襲い来る雨戸の軋む音に戦く
25
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秋日好
細りゆく月の姿に床に就く刻も遅れて有明近く
24
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絮谷新
逆光の煉瓦倉庫に沿ひてゆく淡き孤獨を宿せし姙婦
20
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人三昧
雨降りて 今日は残暑も 一休み ゆっくりゆるり 夏も去りゆく
8
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