野々花のお気に入りの歌一覧
雪柊
「受けた恩 石に刻んで忘れるな」父に説かれた 原理原則
15
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雪柊
「掛けた情 水に流して忘れ去れ」これまた説かれた 原理原則
13
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雪柊
泣きじゃくる 四畳半間の片隅に母の笑顔と 優しい首筋
12
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詠み人知らず
柿の実を見上げる空の青さかな籠いっぱいの冬への準備
14
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まつり
気づかないふりをしていただけだった花がいつかは枯れてゆくこと
10
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シュンイチ
自分ではなくて誰かのために泣くあなたのために強く生きたい
15
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桐生賄
地元紙に 娘所属のサークルが載ると連絡 はしゃぐ母在り
10
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コーヤ
谷川の水面舞い散るもみじ葉は夢を抱いて旅立ちてゆく
11
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光源氏
有明の月夜に浮かぶ色葉にも出でじとぞ思ふ繁き言の葉
17
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へし切
うらぶれて うち忍びたる吾が面に 孫を抱けば笑みのこぼれる
27
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恣翁
鏡見て 白雪姫の継母は 「吾ゆ優れしは皆死ね。」と願ふ
14
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芳立
老いゆかば花を偲ばじ世の川を染めわたりたる桜もみぢ葉
10
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命婦のおとど
母逝きぬ病室の窓に富士のみね晴れ渡る空哀しくながむ
13
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雪柊
「要らない」と言われるまでは働くと背筋を伸ばし 梨を剥く母
19
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雪柊
「なむなむ」と父の遺影に手を合わす娘を見やる 父の目優しく
13
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詠み人知らず
心から笑うことさえ忘れ去り君無き日々の辛さを思う
19
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本能寺
ベランダに朝日とツグミ舞いおりて もう起きてる?と首をかしげて
17
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林林
秋の野に友とオナモミ投げ合ひしあの日の幻 空に溶けゆく
20
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千映
今夜だけレトルトカレーの夕飯に明日の旅立ちこころそわそわ
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林林
すれ違い繰り返す日々 秋茄子を二つに切れば夏の薫りが
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