Chicoのお気に入りの歌一覧
純子
なぜ君はと そのひとことの 恐ろしさを 今夜も呑みこみ またうたを詠む
7
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横井 信
流れゆく雲に隠れて秋の夜の姿を変える十三夜月
18
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名鈴
ちはやぶる 立ち行く神に 乞ひ願ふ 君と我とに 固き縁をと
6
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おじい
死後も尚 患いゐたる 父の為 イヌリン入りの 仏飯参らす
8
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名鈴
長月の みそか心を あらはさむ い寄りて耳を 貸し給へよ
8
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滝川昌之
ほとばしる瑞々しさが口中にシャリシャリ食感もう言うことナシ
17
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夏乃
我が家の国立近代美術館部屋の片隅さして母言う
3
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みをつくし
よとせ前生涯の友旅立ちぬ 曼珠沙華燃ゆ九月末日
25
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千葉 甫
ほんのりと匂い漂いドアの外よぎって行った人かげを見る
3
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艸介
葉月には日陰で溶けし家猫が 陽浴び丸まる長月の頃
12
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恣翁
苅りてゐる雑草の中に 撫子の花 二つ三つ 見つけ和みぬ
13
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灰色猫
生きるって潮騒ですか風ですか翼はなくてエンジンですか
7
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はなしのぶ゙
アップテンポの曲にいよいよ乗れなくて回転軸が三ミリ傾ぐ
7
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はなしのぶ゙
風の音に遠くキツネの声を聞く人差し指と小指をたてて
6
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はなしのぶ゙
夕闇に溶け行く窓の内側につぎつぎ点すわれの灯りを
11
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はなしのぶ゙
鮭の腹切り裂きし指もてあまし柚の香のする湯にしずめをる
8
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灰色猫
嘘さえも夏を彩る恋にするアクアマリンの無邪気な瞳
10
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芳立
青きまま騒ぐ心をあとにしてしづかに樹々の末は染みつつ
4
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おじい
行合の 空の叢雲 湖はいま うちなるうねり 青青ともつ
10
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朔夜
階段をステップ踏んで軽やかに駆けおりてゆく君はあきかぜ
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