日向猫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
壊されし民家の庭に不安げに寄り添い吾みる三匹の猫
20
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南美帆
柔らかな若い草木の萌える道弾む足どり明日はあなたと
8
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ふきのとう
椅子に立ち歌をきかせる幼らに拍手をおくる時間を愛しむ
11
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みやこうまし
孤高なる背の高い雲群れと行く「おおい、がんばれ」とその後追えり
11
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恣翁
川柳 陽に煌めきて 影と葉を斑にしつつ 風に戦がす
40
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へし切
星となる君や何処と声をかけ夜空見上げば淋しさつのる
24
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みなま
忘れてる見過ごしている気がしてる立ち止まり見るタンポポの綿毛
7
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詠み人知らず
体力を使う仕事は危険ゆえ 実は頭脳を三倍使う
12
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五穀米
闘いののちの笑顔はすがしくて母は癒えたり三月ののちに
4
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ほの香
文豪の恋文おもはす巻き手紙ほどゐて滲む墨のおぼろ夜
22
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詠み人知らず
良い男 可愛い仔猫と 焼き餃子 空は青空 良い日であった
7
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夢士
母はいま眠りに入りて腕の中旅だちの時「さよなら」も言わず
9
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みなま
遠慮さえ気付かぬだろう主張して苦虫くらい投げつけたくて
5
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ふきのとう
青々と麦穂のなびく田園は光あつめてぐいぐい伸びる
9
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みやこうまし
一本が一本としてきわだてり 夕日に翳る御所の松並
12
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あまおう
レンジしか使わぬ僕のキッチンで 魔女の魔法はいよいよ冴える
32
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紫苑
白墨を置きたる指の影ふかし日の暮れがたの最終講義
18
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紫草
水の面に落花したのは椿だろあわれ小さき音たてて逝く
27
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もなca
どんなこと話しかけても額の中きみの笑顔はいつも穏やか
25
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小林道憲
梨の花の香り漂う街並はいつかの旅の思い出なりき
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