吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
生きる意味 死ぬ理由との天秤が 傾き変えることはないから
12
もっと見る
滝川昌之
ラグビーのボールは時に手に着かずスルリと落ちて他人へわたる
22
もっと見る
滝川昌之
蔦紅葉 落ちたばかりの葉を一つ 歌材ノートに綴じ込める秋
31
もっと見る
大野 冨士子
聳え立つ墓石のようなマンションに 西陽のあたる 不吉な絵画
17
もっと見る
日置鳩子
かじかんで配達の人の取りこぼす百円玉の渡る霜月
5
もっと見る
ラベンダー
まれだった 記念の白髪 これからは そうでなくなる 予感の歳に
22
もっと見る
inosann
夫婦仲よくぞここまで来たもんだ強みも弱みも受け入れあいつつ
23
もっと見る
inosann
馴れ初めを推し量っている日曜日夫婦が揃ういつものスーパー
20
もっと見る
灰色猫
赤い糸辿ってゆけば図書室の恋の一首と結ばれました
24
もっと見る
灰色猫
卒業です無人の駅に舞う桜君がいたからひとりじゃなかった
19
もっと見る
灰色猫
霜月の睡蓮鉢にて越冬の準備に入るめだか励ます
28
もっと見る
詠み人知らず
繋がりに深き浅きはありなめど 手繰り寄するは勇気なりけり
18
もっと見る
詠み人知らず
盲目に咲きて匂へど君去れり 白雨のごとく花濡らしめて
13
もっと見る
詠み人知らず
レイプの際 駆け込む先は婦人科じゃなくて救急外来に
9
もっと見る
詠み人知らず
売られても 喧嘩は買わずに転売す 面倒事よりネタにして創る
13
もっと見る
舞
モノクロの季節のなかで彩りの君に惚れたと記憶ひとひら
12
もっと見る
舞
月なき夜酒かたわらに古友と花持て語れ青春の日々
10
もっと見る
舞
見渡せば残すものなき秋の暮れ吾を弔う野辺のいち輪
10
もっと見る
舞
何となくふらりと揺れて思い出す黒髪似合う君のことなど
11
もっと見る
舞
すれ違うひと美しく面影は遠い記憶の同じ香のする
12
もっと見る
[1]
<<
282
|
283
|
284
|
285
|
286
|
287
|
288
|
289
|
290
|
291
|
292
>>
[499]