吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
耳塞ぐ冬の波音消えなくて君の古傷触りたくなる
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日置鳩子
白昼の紋無の告ぐ地球は錨を投げた時の泡沫と
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日置鳩子
イエスって言うわ「女性は奴隷か」と街で聞かれたら ねぇ、ジョン・レノン
10
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日置鳩子
幼き日は海と思いし猪苗代湖の爪先をちいさく焦がす鳥影
11
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矢車菊
生と死のそのしずかなる交差点いのちのために弾かむ、ピアノを
13
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矢車菊
大切な光をこぼし泣く人のそのかけらからぼくは生まれた
13
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矢車菊
掬い取る風と指とがたわむれて さよならという響きを聞いた
18
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矢車菊
カーテンが光のほうへふくらんだ あなたが行ってしまう気がした
23
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矢車菊
思い出はどこかに置いていくほうが色が褪せないような気がする
19
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元親兄貴
だんだんと欠けてきているお月様欠けた部分がベレー帽のよう
13
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元親兄貴
物分かり悪いやつとの議論ほど心身ともに疲れることはない
10
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千映
吾の苦手体操好きにしてくれたおだて上手に乗せられ乗った
14
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千映
お抹茶の色見て毬藻思い出す阿寒の土産あれは怪しい
15
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千映
忠誠を誓った父は合わせたり師匠と同じ月に旅立つ
16
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千映
もんぺ穿き地を這うような体勢はガーデニングの言葉は似合わぬ
14
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千映
落葉掃きするより我が身大切とウオーキングの夫の背中
13
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銀
ひらく眼に空の雫は吸い込まれそのままわたしに転生をする
5
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銀
暗闇に右の手首を握るときここに確かにわたしのかたち
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銀
暗闇に右の手首を握るとききみの呼吸とともに吐く息
5
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銀
泣くも笑うこともないすべては冬に眠眠眠眠今眠眠冬眠
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